[京都の小窓] 「将軍の家」の桜

以前スイスの友人がたった一度の日本旅行の想い出を 懐かしく話してくれました。

「京都ではお寺より将軍の家が好きだったわ」

将軍の家?とその時は謎だったのですが、 京都に住むようになり、やっと分かりました。
二条城のことだったんですね。
彼女は神社仏閣よりも、安土桃山文化の華ひらいたお城に 美を見出したようでした。

そんな「将軍の家」にまた桜の季節がやってきました。
この季節は昼間の通常拝観のほかに、夜には期間限定で ライトアップもしています。

実は昨年、このライトアップを拝観して、やはり武家の桜は 青空の下がふさわしいのではないかと思いました。
そこで、今年は贅沢にも昼夜両方に出かけてみました。
写真を取り比べると楽しそうでもありました。
訪問当日、お天気は抜けるような晴天に恵まれ、 ちょうど満開の桜はこんもりと咲いていました。

一方でライトアップ用の照明は所在なさげ。

夜はさすがに風情があります。

さて、ここからが桜のライトアップの写真…のはずが、 なんとカメラのバッテリーが切れてしまいました。
昼間の桜があまりに綺麗で、大量に写真を撮ってしまったからです。

というわけで、ライトアップの様子をじっくりご覧になりたい方は、 ぜひ直接足をお運びください。

ただし、ライトアップでの入場時には注意事項があります。
拝観コースは二の丸や本丸の敷地は含まれず、内堀沿いの庭園だけ になります。
二条城の見所である狩野派の襖絵など桃山様式の華麗なお部屋や、 本丸・二の丸の素晴らしい庭園はことごとく見ることができません。
とはいえ、さすが将軍家の誉れ高き桜です。主不在の今となっても 凛と咲き誇る姿は昼夜問わず一度は見て損はないと思います。

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