[ショップ] 「迷子」になってこそおもしろい - 迷子のススメ

ことばのはおと」の店主・中村さんと蓄音機の話をしていた時に、「銀閣寺近くのお店に蓄音機が三台あるところがありますよ」と聞きました。
「GOSPELというカフェ入っている建物の1階です」とのことで、ずーっと気になっていたのです。

GOSPELをネットで調べてみると、いろんな人がブログに書いていて直ぐに場所情報をゲット。

・・・ま、それでも直ぐに行かないのが京都SWITCH的なのではありますが・・・先日、ついに行ってきました。

一際目立つ、ヴォーリス建築を発見。
ボクの趣味ではありませんが、「京都・浄土寺・ヴォーリス」という組み合わせがなんともグッときますよ。

入り口に、看板です。
GOSPEL、確かにあります。
もちろん気になるわけですが、ここは「蓄音機狙い」の想いを忘れず・・・そして名前にもかなり反応しながら「迷子」へ。

アンティーク屋として・・・
古本屋として・・・
○○屋として・・・

とあります・・・ってか、最後のが読めないw・・・けど、要は「コーヒー出してます 500円」ってことです。
もっと寄って撮ればよかったなぁ。

この日は、「せきみほこ」さんという作家さんの「迷子のマッチ展」が行われていました。
お近くに住んでいるらしく、何度か個展されているって感じのことを店主の山本さんが言ってました。

店内はこんな感じ。

せきさんの個展中でしたので。。。

こんな具合に作品がずらっとならんでいます。

個展をやってない時はどんな感じなんだろう?と、そっちに気をとられるボクw

入り口近くにあった、大きな柱時計。
こいつちゃんと動いていて、「ボーン、ボーン」と突然鳴り出します。
音がなんとも言えず良かったですよ。
ああいう音を生活に取り込みたいと思いました。

建物は1982年に建てられたものですが、ボクとしてはこの柄付きのガラスに反応。
これ割ったら、もはやどうにも復元できないだろうなと・・・w

さあさあ、蓄音機です。

店主・山本さんに聞いてみると「3台ももうない」とのことで、この写真の1台と、修理しなくちゃいけないもう1台の計2台あるのみだということでした。

フォルムがたまりませんな〜。

手ブレ上等!w 針のケースもイカしています。

これは、山本さんにお願いしてSP盤をかけてもらっている最中の状態。
全面を開けるんですね。ここから音が出ると。
ラッパついてないタイプは、筐体がラッパの代わりになるんだなぁ。

こちらは山本さんのSP盤コレクション。
すごく一杯ありましたよ。
ジャンルは様々とのこと。

 

コーヒーをいただきながら、店主・山本さんといろいろお話させていただきました。
「迷子」はもう開店から15年の歴史があるそうです。

京都SWITCHの主旨などを説明させていただき、ずっと左京区で暮らしてきたという山本さんと「京都の庶民文化」談義をさせていただきましたよ。
象徴的だなと思ったのが。。。

「京都の人にとっては面倒くさいことを避けるのが美徳」

という一言(といってもはっきりそうおっしゃったのではなく、そういう主旨のお話でしたってことね)。

いろいろ思い返して見ると・・・ほんとにそうだなぁ〜と思うわけです。

「粋」って概念は江戸で生まれたけど、「京都の粋」ってことを無理矢理考えると、東京のそれとは真逆なんですよね。
「宵越しの銭はもたねぇ」的な「端っこ」がカッコイイという思想と、どこともつかないどこかでフワフワと浮いていられることがカッコイイという思想の差・・・そんな感じw
そう考えると「迷子」って名前がとってもハマっている気もしますよね。

生活していて、たまーに感じる違和感があるんですが、それについてもこの一言でかなりmake senseですよw
逆に言うと、江戸っ子のボクも京都の人にかなり多くの違和感を振り撒いてきてるんだろうなとw

もちろん、個人的には必要以上にそれを気にしたりはしませんが、京都SWITCH的に街を歩いたり、人と接する時には少しは気にしようと思いましたw
それを気にすることで見えてくるモノってのがあるような気がするから。

残念ながら「迷子」ではお酒は出していないとのことでしたが・・・そういう差を確認しに今後も「迷子」に行って山本さんと話したいなぁと思うのでした。
おいしいコーヒーをいただきながらね!


より大きな地図で 京都の小窓 を表示

関連記事