[建物] 梅香荘 旧京都電気鉄道堀川変電所

堀川中立売交差点の少し南側に、異様な空気を放っている建築物があります。
ボクらが今のオフィス(堀川中立売交差点の東側)に引っ越してきた時に、周辺をぶらぶらしてすぐに見つけて、「なんじゃこりゃ?」と不思議に思っていた建物です。

ボクらのオフィスがある「西陣IT路地」を運営しているNPO・西陣町家スタジオの理事でもあり、いっつも事務所で自転車を手入れしている中西さんに「あれ、なんなんすか?人が住んでるみたいですけど・・・」と雑談の中で聞いたことがあるんですが、「どうやら、変電所跡らしいよ」と教えていただき、「いつか潜入してやろう」と狙っていたのでありましたw

堀川通から見るとこんな感じ。
ryosukeくんは、当初「あれは元・教会」といいはってましたが、外観だけみると当たらずとも遠からずという感じではあります。

これは、裏側・・・東側から見た梅香荘。
堀川通側(西側)から見た様子と全然違うところが「不思議度」をアップさせている感じがします。

これは、建物に入ってすぐ左にある「洗濯機置き場」のさらに奥から、建物の北側を撮った写真。
壁が煉瓦で、窓枠の青とのコントラストが、一瞬「ヨーロッパっぽい」ですw

これは、洗濯機置き場に併設されている共同便所。
「共同」っていちいち書かなくてもいいよね!とツッコミを入れておきました。

これが洗濯機置き場。
住んでいる方の数だけあるんでしょうか、処狭しといくつも並んでいて、ちょとキモチワルイですw

これは2階に上がる為の階段。
さあ、登ってみます。

2階の床。
タイルのモザイク張りがちょっといい感じ。
でも・・・天井がめちゃくちゃ低くてビックリします。(狭くて全貌を撮れなかったw)

これ、ボクが直立して撮った電気メーターです。
天井との距離感が伝わるでしょうか。

非常ベルも完備(3階)。
安心ですね!

3階の廊下。
ここもタイル張り。
意外と良い自転車が置いてあって、心がザワザワしてきますw

3階の窓にあった電線の束。

3階の階段手すり。
こういうディテールにはいちいちグッと来てしまいます。
もちろん、無理矢理設置されている消化器もいいですなー。

これは1階入り口手前にある、水道と井戸のツーショット。
井戸はもちろんもう使えないでしょうが、朝起きて、これで顔あらったりしてた人がいっぱいいたんだろうなと想像すると、楽しくなってきます。

 

この梅香荘、IT路地の中西さんが言っていたとおり、明治時代(明治28年(1895年)頃)に作られた建物で、元々は京都市電の京都電気鉄道が作った変電所です。
その後、京都市の持ち物になり、さらにその後、関西電気のものになったらしいです(梅香荘の南側には今でも稼働してる関西電気の変電所がある)。

いつから今のアパートになったのかは定かではないですが、今でも結構な人数が住んでいると見受けられます。

元々、この変電所、結構広かったんじゃないかと勝手に想像しています。
というのも、東側の小路や、そのさらに東側のIT路地の入っているNTT西日本京都支店西陣別館や、油小路通まで、同じ煉瓦でできている壁の一部が残っているのが見受けられるので。
NTTの敷地と隣り合っていて、煉瓦の壁で仕切られていたんじゃないかな・・・と。

ネットで「梅香荘」を検索していると、「この外観ですぐに「これ変電所」と分かる人は、かなりの通だ」なんてことが書かれているのを目にします。
すぐに「変電所」ってわかるポイントはなんなんでしょうね?w
すごく不思議です。

「安いアパートを」と不動産屋にリクエストしたところ、すぐにここを紹介されたなんてことをブログに書いている方もいましたw
IT路地にオフィスを構えた後、右京区に住んでいたボクは、この近辺で部屋を探していた時に「ネタとしてここに住んでみるってのは・・・アリやな」と思っていたりしました。
(多分家賃3万円くらいじゃないかな?)
ここに入居して、梅香荘の実態を京都SWITCHでレポートしてくれる方を募集しておきますw


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