[建物] タイル・・・

花街や遊廓の跡地を歩いていると俗に「カフェー建築」って呼ばれる建築が目につきます。
ローコストで華やかな雰囲気を出すために、木造建築の壁面にタイルを貼って建物を着飾らせるというスタイルですね。

「カフェー」と言っても、今のカフェとはちょいと違います。
昭和31年の売春防止法の施行で、赤線が消えた後、そういう商売だったところが料理屋とかカフェーという「世を偲ぶ仮の姿」に姿を変えていったんですが、その「カフェー」でありまして、気取って「おしゃれ」を売りにしたり、「癒しを提供します」ってなとぼけたいまどきのカフェとは違うのです。

京都にも祇園をはじめとする元花街がいくつもあって、いまだに多くの「カフェー建築」を目にすることができます。
ボクもふらふら歩いているときに「カフェー建築」を見つけては「おお~~~」と一人でうなっているわけで、かなり反応しています。

そこで「撮り貯めた写真にどれくらいあるかな?」ってことで、写真を見返してみました。

・・・結果から言うと・・・ゼンゼンナカッタw

おかしいなぁ・・・心も体もグッとひきよせられて、いつも反応しまくっているのに写真を撮ってない・・・謎ですw

そんなこんなで写真をみていたら「カフェー建築」ではないのですが、装飾としてタイルを使っている建物の写真がいくつかでてきたんで、まとめて紹介しようと思います。

一番上のは、まさに「カフェー建築」で、おなじみ「五条楽園」にある元旅館の建物です。

こちらも「五条楽園」のお茶屋(現役)。

これは「五条楽園」の中にあった、今では民家になっている建物の玄関口。

そしてこれは、島原遊廓でおなじみの「きんせ旅館」の入り口部分の床にあるタイル装飾。
カッコイイ・・・

こっからは花街・遊廓跡に関係ないんですが・・・

これは「梅香荘」の通路の床。
もはやはげてしまっている部分とのコントラストがたまらんのです。

これは、おなじみ「四富会館」入り口。

こんな具合に、複雑に組み合わされたタイル装飾がたまりません。

これは「喫茶静香」の入り口。

ちゃんと写った写真がなかったので、この写真になっちゃいましたが・・・
左右の窓の下や、入り口の床はタイル装飾されているのです。
(今度ちゃんと撮ってくる!)

これは・・・たまらん・・・そう、「船岡温泉」。
かっこよすぎます。
こういうのを見ると「銭湯でこれなんだから、花街や遊廓の旅館やカフェーの建築内部もいろいろあったに違いない」と想像力をかきたてられます。
実際、今はカフェ&バーになってる「きんせ旅館」の内部はかなりすごいわけで・・・
ああ、もっと中も見たい!!

これは、左京区のどっかにあった「LES VERRES DE SUBIKIAWA」。。。ってなんのことかわかりません(汗
これは京都SWITCHでも記事にしてないんですが、記憶をたどると・・・なにかのお店だったってのは覚えています。
多分、京大西部講堂の裏の道にあったんだと思う。
なんにしても、これも「タイルで装飾」なのですよ(多分w)。

で、これはもはや毎日と言っていいほど通っている「逃現郷」の店内にあるタイル装飾柱。
逃現郷」はマスターが一人で内装を手がけて出来上がった喫茶店ですが、その内装を決めるのの中心になったのが、この元からあるタイル装飾の柱(2本ある)です。
上の写真のはカウンターにある方の柱ですが、これをずーっと見てるだけでどんどん時間が経ってしまうほどイカしているのです。

で、こちらは「銀月アパート」の北煉の裏に捨て置かれたタイルの流し台。

これは「銀月アパート」のチャリ置き場にあった流し台。
両方共、建物の装飾ではなくよくある水回りでのタイル活用の例ですが、もはやこういうのはあんまり見られないのでピックアップです。

そういえば、「元・立誠小学校」の講堂横にある流し台もタイルだったなぁ。。。

最後は、辻々にあるお地蔵さんの祠から「タイル祠」。
タイルで装飾された祠は結構みかけます(特に西陣界隈に多い気がする。時代的ななにか理由があるかも?)。
ちなみにこれは左京区の「ろおじ」というつけ麺屋さんの横にある祠。
これ、屋根もしっかりしてて、コケなんかも生えてて、いいんですよね。

 

というわけで「カフェー建築」ってキーワードから、「写真がない」って現実を経由して、「タイル」ってキーワードでおおくりしてみました。
これからは、カフェー建築やタイル装飾ってことで、ただただ激しく反応するだけでなく、写真を撮ってここで紹介していきたいと思っています。

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