[京都の小窓] 赤い青春18切符

8月も半ばになるとお盆で帰省したり、
夏休みで旅行したりと移動する機会が多くなりますが、
皆さんはどんな交通手段で移動してるでしょう か?
最近は高速道路1000円の影響もあって、車での移動をメインにしているという方も多いと思いますが、
渋滞を避けて電車での移動とい う人の方が多そうな気がします。
普段は特急や新幹線で目的地まであっという間に移動というのが常套手段ですが、
夏休みのこの時期は青春 18切符を使ってのんびり在来線で移動するという方もおられるかと思います。

その青春18切符ですが、赤いヴァージョンがあ ることをご存知でしょうか?
通常は切符を印刷する青というか水色の台紙に印刷されたものですが、
発売駅限定で赤い青春18切符が存在する のです。
今回はその赤い青春18切符を求めてJR奈良線を旅してきました。

まずはJR京都駅10番乗 り場から奈良線へと乗車です。
緑の車体がいいですね。
奈良線に乗ることなんて滅多にないので、ちょっとドキドキ。

京都 駅から8分。
まずは最寄の発売駅であるJR藤森駅へ。
階段を上がり、改札で駅員さんに

「赤い青春18切符はあります か?」

と尋ねると、

「いやあ、もう予定枚数は終了してしまったんですよ」

との返答。
そう なんです。
赤い青春18切符は発売駅限定の上に、発売枚数にも限りがあるのです。
お盆も近くなってからの行動だけにひょっとしたらと思っ たのですが、
どうやらその懸念が現実になってしまったようです。

仕方なく次の最寄り駅である桃山駅に向かうべく再び ホームへ戻って時間を確かめると、
次の電車は20分後。
目の前をJR藤森駅には停車しないみやこ路快速が通り過ぎていきます。

嫌な流れだなあ。
まさか、次の桃山駅でも・・・・。
桃山駅で売ってなかった場合は新田駅まで向かわねばなりませ ん。
桃山駅からさらに25分、電車の待ち時間も考えると
できれば桃山で決着をつけておきたいところです。
そんなことを考えている うちに電車が到着。

さあ、どうだ。
祈るような気持ちで改札に向かい、

「赤 い青春18切符はありますか」

と尋ねると、
女性の駅員さんは眉一つ動かさずに

「ございます」

と たった一言。
あまりの手応えのなさに一瞬ないのかと勘違いしそうになりましたが、
もう一度言葉を脳の中で反芻して言葉の意味を手繰り寄せ ると、
オォ!
とうれしさが一気にこみ上げてきました。
嬉々とした表情で

「一枚ください」

と 女性の駅員さんに告げると、
彼女はシステマティックに後ろの棚から切符を取り出し、
料金の11500円を確かめた後、私にその切符を渡し てくれました。
これがその赤い青春18切符です。

通常のものとはデザインも少し異なります。
そして、普通は別紙に印刷される使用案内は裏側に印刷されています。

いやあ、苦労して手に入れた甲斐がありました。
今年はこれを使ってちょっと遠出してみるつもりです。
楽しみだなあ。
皆さんも、たまには在来線でのんびり旅行などいかがでしょうか。
青春18切符の利用期間は9月10日までです。

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