[左京区の寺] 三千院門跡

急に思い立って、三千院を目指しました。

元旦に、市内でも雪が降っていたので、山の方はどっさり降ったのではないかと思ったのをかわきりに「雪のお寺を見たい」となったわけです。
本当は、土門拳信者のボクとしては「雪の室生寺」が見たいと思ったのですが、「京都じゃないし」「遠いし」「奈良に雪が降ったとは限らないし」ということで、京都内でどこがいいか考えた所、「大原なら見れるかもしれない」ということで家を出たのでした。

出町柳から、大原行きのバスに乗ってしばらく行くと、雪がちらついてきました。
これは幸先がいいなってことで、ホクホクしながら車窓を見ていると、屋根にどっさり雪を積もらせた車が北の方からやってきたりします。
「あー、もう勝利。完全勝利や!」というわけで、ニヤニヤしながら大原に到着しました。

朝9時くらい。
三千院自体、開いたばかりで拝観者もほとんどいない状況(三千院は朝8時半にオープンです)。
参道を歩いているのもボク一人でした。

一番上の写真が参道ですが、雪がいい具合に残っています。
寒いけど、足取りも軽くなりますよ。

これは、三千院の門。
なんだか、風情は「お城の門」のようです。
お寺の門としては・・・ぜんぜんなっちゃいませんが、ま、雪景色がそんなことは忘れさせてくれます。

これは、おみやげコーナー。
あまりおもしろいものはなかったのですが、これの隣に「おみくじを考案した元三大師」のおみくじがあって、引いてみました。
正月ですから、たまにはいいでしょう。

結果は「吉」。
このおみくじ当たることで有名らしいのですが、おみくじに書いてある文が古い言葉で書いてあって難解です。
おばちゃんが「お坊さんに読んでもらいな」というので、近くにいた忙しそうにしていた坊さんに「これお願いします」といってお願いしてみると解説してくれました。

これは客殿にある坪庭です。
雪の演出がたまりません。

さ、仏像ですが、庭園の真ん中にある往生極楽院に、国宝の阿弥陀三尊像があります。
超有名仏ですね。
脇侍・勢至菩薩&観音菩薩が大和座り(正座)してます。
久しぶりに丈六サイズの仏像を見たので、「おおっ!あ〜〜・・・はぁ・・・」と変な声を出してしまいました。

上の写真は、「売炭翁石仏」。
名前の由来はわかりませんが、鎌倉時代の阿弥陀如来像です。
なかなかいい顔をされてます。

有清園と呼ばれる庭園はこんな感じです。
ここも雪の演出が抜群でしたよ。
寒いのですが、どれだけ見ていても飽きません。

例えば、写真を白黒にすると写っているモノが「記号化」され、そのものじゃない気がしてきたりしますよね。
雪がそういう効果をもたらせていて、いろんなイメージが沸いてくるのでした。

寒い中、境内の上の方にあがっていくと、無料で甘酒が振る舞われていました。
もちろん、ボクも一杯いただきます。
冷えた体がポーっと暖かくなっていい感じ。
「修正会(しゅしょうえ)」というお正月のイベント(?)で、三が日は誰でも甘酒をゲットできるのでした。

これは、庭園の池。
紅葉の葉っぱが浮いているところに、水が凍ってカバーができてる状態ですね。
すごくキレイでしたよ。
無性に石を投げて氷を割りたいという衝動に襲われましたが、さすがにそれは自重しましたw

これが、秘仏になっている本尊・薬師如来の朱印です。
秘仏だから、もちろん見てないんですが、なぜか流れで朱印だけゲットする羽目に。
なんだか騙された感もありますが、久しぶりにカッコいい朱印だったので許すことにしますw

これは、国宝阿弥陀三尊の朱印。
どうやら、三千院では朱印は五ヶ所でもらえるらしく、「全部まわって、全部もらいなさいよ」なんて、なんだかスタンプラリーみたいなことを坊さんも言ってました。

【追記】
記事をアップした後に思い出したので追記です。

一通り境内をまわって、出口に向かうと無料で入れる宝物館がありました。「円融蔵」という名前です。
ここに、鎌倉時代に作られた立派な不動明王立像と・・・なんと、救世観音(くぜかんのん)半跏思惟像がありました(これも鎌倉時代)。
宝冠をつけて、玉眼の入った半眼の目。。。ちょっと太めの下半身。バランス的には顔が少し大きめ。。。
なかなかの仏像でした。
救世観音といえば、聖徳太子を模したと言われる法隆寺の例のあれが有名ですし、あれがイメージをつくりあげていますが、こんなところで別口に会えるとは思ってませんでしたよ。


より大きな地図で オレの寺巡り を表示

関連記事