[京都の山] 第5回 愛宕山・・・月輪寺・空也滝

12月25日、愛宕山へ、京都SWITCHではもはやおなじみになってきた「いい樹なもんだ」の黒田夫妻と一緒に行ってきました。

集合時間は朝9時だったのですが、30分くらい遅れてボクは合流。
(なんだか、市バスと嵐電のつながりが悪くて・・・)

合流後、まずは登山口まで車で行きます。

駐車場(500円)に車を停めて、準備、準備。

トイレに行ったり、カメラのチェックをしてたら、ぞろぞろと高校生が集まって来ました。
どうやら、この子たちも愛宕山制覇しに来ているようです。
「こいつら登るのかな??」と、写真家・黒田さんはもちろんのこと、京都SWITCHレポートのための写真撮影をするボクもとても気になりました。

結局、同じタイミングで登りはじめることになったのですが、彼らは野球部&陸上部合同イベントとのことで、走って登って行きました。
我々の撮影の邪魔にはならなかったのでよかったですよ。

さ、我々も登り始めます。
最初は、今は亡き「愛宕山鉄道跡」をずんずん登ります。

愛宕山鉄道跡は、もちろん登山道ではないので、途中で登山道へ移動。
(実は最初はよくわかってなかったんですがw)

こんな感じで、階段がほどこしてある山道がずーっと続きます。

登っていく道は、ずーっと階段つづきです。
もちろん疲れるし、飽きてしまうわけですが、いくつかエンターテイメントが用意されています。

一つは、お地蔵さん。
一定距離毎にあって、なかなかいい感じののもあったりします。

もう一つは、地元消防団が作った看板。
いちいち、ひとこと書いてあるわけですが、なんだかとぼけたコメントばかりでおもしろすぎますw
中には「団員募集!」なんてもあったりして、ひーひー言いながら登っている我々も「なんでやねん!」と同時にツッコミましたよ。

こんな具合に、木と光が演出してくれるイカした光景も、もちろん一杯あります。
こういう所でいちいち足をとめながらゆっくり登るのはなかなかいいですよ。

定期的に現れるお地蔵さんと消防団の看板を楽しみつつ行くと、ついに愛宕神社の「黒門」が見えてきます。

黒門をくぐった先に倒れた木があったんですが、テンションがあがった黒田さんは「邪魔!」とばかりに持ち上げますw

・・・って、ウソw・・・これは遠近法を利用したフェイクです・・・まあ、こんなことをして遊ぶ余裕はあったということで。

ついに社務所のあるところまで登ってきました。
この裏に休憩所なんかもあって、ボクは汗でびしょびしょのシャツを交えたり、まずは一息。

でも、先には本殿につづく石段ですよ。
まだまだ先があるのですw

「せっかくシャツを交えたのに・・・」とおもいつつも、長い石段を制覇。
ついに愛宕神社の本殿に到着です。
全国の愛宕神社の総本山です。かなり立派ですね。
ほどこされている彫刻なんかも「すごいなー」とついつい言いたくなるほどです。

入るとすぐにお守りを売っているところと、休息所が。
ボクは「河童御守」という名前のお守りに心が動かされましたが、お守り自体は大しておもしろくなかったので、普通のお守りを買いましたよ。
来年がいい年になるといいなぁ〜。

休息所には、こんな薪ストーブが。
汗かいてハーハーいってますが、標高900メートルですからかなり寒い。
汗がどんどん冷えて、体もかなり冷えます。
そこで、この薪ストーブですから、かなりありがたいですね。

本殿裏手に、こんなものが。
木製でしたが、鬼瓦のかわりなんですかね?
グッとくる一品でした。(これの前に賽銭箱があり・・・いちいちお賽銭を要求するな!とは思いましたがw)

本殿見物(?)を終えて石段を降っていると、途中に雪がありました。
雪の愛宕神社・・・どんな感じなんでしょう?
頭の中にイメージが、がーっと広がりました。。。。もちろん、雪が積もっているときに登りたくはないので、バーチャルで満足しようという作戦ですw

社務所のところまで降りてから、昼食。
黒田さんの奥さんがつくってくれたおにぎりをいただきました。
達成感を味わった後のメシはすこぶる旨いですな!!

はらごしらえして、少しゆっくりした後に、月輪寺に抜ける道へ。

少しいくと、こんな感じの岩だらけのところがあります。

下りの山道はやっぱりなかなか難しいです。
こちらの道もやっぱり階段がほどこされているわけですが、それでもかなり慎重になります。

尾根づたいにずんずん降りていき、いよいよ「もう下りの階段飽きた!」と全員がいい始めたころに、月輪寺が見えてきました。
いいタイミングで出てきてくれました。

上の写真が境内。
山のお寺はどこにいってもグッときますが、ここもかなりいい感じです。

ボクは早速住職さんに朱印をいただいて、本堂をみせてもらうことに。
この時期は収蔵庫は未公開とのことで、期待していた空也上人像は見れませんでしたが、荒れた五代明王像などはずーっと見ていたいと思わせるものがありました。
(みうらさんといとうさんのTV見仏記で紹介されてのは何年前だろう?お堂内はあれで見た感じとはちょと違っててきれいになった感じがしました。まあ、その前に、みうらさんといとうさんがあの道を歩いて登ったってのがビックリではあるんですがw)

この方が、月輪寺の住職さん。
いろいろお寺の縁起を説明してくれ、おまけに山奥でのお寺運営の過酷さもいろいろ教えてくれました。

今度行くときには、米でももっていってあげようと思いましたよ。ほんと。
(実際、収蔵庫が開いてなかったこともあるんで、月輪寺にはもう一度行こうと思ってます)

境内には、龍奇水という湧水がありました。
黒田さんは水筒に汲んでましたよ。
ボクは・・・実は登ってくるあいだに汗で腹が冷えてしまって、かなり腹の調子が悪かったので「これはやめとこう」ってことで直接飲むのは遠慮しておきました。

月輪寺を離れると、後はひたすら下りです。
やっぱり、だんだん飽きてきますw
途中で、黒田さん持参のコーヒーを、月輪寺の龍奇水でいただくことに。
山でコーヒー飲むのは初めてでしたが、なかなかの味。
まだまだ「京都の山」シリーズはつづけるつもりなんで、ボクも小型のガスバーナーを買おうかなと思いましたよ。

コーヒーを楽しんだ後は、さらに降ります。
途中「空也滝」があるので、こちらに行ってみることに(上の写真がその分岐点。空也滝口と書いてあり、月輪寺への登り口になっているところです)。
せっかく下って来たのに、また上がる・・・なんだかバカバカしいと思いますが、行ってみてよかったですよ。
疲れていても、ここははずさないようにすることをおすすめしておきます。

沢に沿って登って行くのですが、こんな感じです。
これで、空也滝が大したことなかったどうしよう?と不安で一杯になるくらいの登りですよw
でも、「空也」と書いた朱塗りの鳥居が見えてくるころには、ワクワク感が勝ちますね。

空也滝、こんな感じ。
滝に打たれる行をやる所でもあるらしく、滝のすぐ近くまで行けるし、迫力満点です。

滝の右側には不動明王の石仏。

左側には役行者が、前鬼・後鬼を引き連れておわしますー。
山岳の信仰には欠かせないエンノさんですが、この像はいままでみた中でもかなり怖い・・・「顔が」とかでなくて、周りの風景とかも合わせて得た印象がです。
多分、新しい像だけど、すごかったなぁ。。。

滝やエンノさんの迫力にやられつつも、空也滝を離れて、駐車場に向けてひたすら杉の木の森の中をずんずんあるいていきます。
月輪寺のことや「今度はいつ来ようか・・・」とボーッと考えながら歩いていたら、黒田夫妻に置いていかれましたよw

駐車場が見えてきたあたりに「清滝記念会館」というのがあって、そこにあった一言がこれ。
ズッコケましたねw
なんでこうなったのか、まったくイメージできませんが、大自然の中を歩いてきた後ですから「人間ってしょぼいなー」という一言で片付けておきましたw

今回は行程が長かったし、一つの記事にまとめるのが難しかったんですが、Wikipediaの記事へのリンクを一覧しておきますね。

愛宕山は、落語のネタになっていたりしますし、いろいろな方面でネタになっているようなので、googleなんかで検索してみるとおもしろいかもしれませんよ。

あー、そうそう、ボクとしては、月輪寺の住職が訴えていた「お寺の存続問題」について、個人的に考える所がありますが、それはここでは書かないで置きます。
次回、米をもっていって差し入れするときにでも、もう一度住職とじっくり話をしてみたいなと思っているんで、その後には少し書くかもしれませんが。

写真と地図は以下のとおりです。


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